Dashの特長

  • LLMQ(長寿命マスターノード選抜集団)ベースのインスタントセンドにより送金後約2秒以内に決済が完了する。
  • LLMQベースのインスタントセンドによってロックされたトランザクションは、不可逆なもので完全な決済完了性(ファイナリティ)があるため二重支払いによる詐取が起きない。
  • LLMQによるチェーンロックスの仕組みがあるため、51%攻撃への極めて高い耐性を持つ。攻撃者は少なくとも5割以上のマイニングハッシュレートと6割以上のマスターノードを支配する必要がある。
  • ハッシュアルゴリズムにX11を採用した最初の暗号通貨であり、X11を採用する暗号通貨の中で最も高いハッシュレートを持つ。
  • 送金手数料が極めて少額である。2019年7月4日現在、1duffs/Byteの設定で226bytesのトランザクションサイズ(例:送金元アドレス1個・送金先アドレス2個のトランザクション)だと約0.02円。
  • オプション機能であるプライベートセンド(ユーザーが主体となる分散型でトラストレスなコインミキシング)によりプライバシー保護性と等価性(ファンジビリティ)を高めることができる。
  • トランザクションの秘匿をしておらず、すべてのトランザクションはブロックチェーンに記録されるため監査が可能であり、ブロックチェーン解析・リスクスコアリングシステムへの統合が可能である。
  • 世界最初のDAO(分散型自律組織)と言われ、自己資金調達、予算編成の仕組みを持つ。2019年11月の予算は5,735.52 DASH(2019年10月20日の時価で月額約4214万円)。
  • マスターノードの投票による意思決定ができる。
  • Proof-of-WorkとProof-of-Serviceのハイブリッドモデルで、ブロック報酬を分散(マイナー45%、マスターノード45%、自己資金10%)しているのでマイナーに権力が偏らない。
  • マイニングにかかる電力消費量を削減できている(仮にマスターノードに報酬が配分されず、マイナーが90%のブロック報酬を得る場合、マイニングの競争率は理論上2倍になり、電力消費量も2倍になる)。また、マイナーへのブロック報酬の配分を減らすことで、さらに削減することも可能である。
  • 開発を中心的に担っているDashコアグループの全株式と役員の人事権、Dashネットワークの特許・商標をDashトラストという撤回不能信託が所有している。Dashトラストはマスターノードの支配下にあり、マスターノードは投票によりDashコアグループの役員の交代を命ずることができるため開発チームに権力が偏らない。
  • 2019年9月現在、スポンサーに依存せず、開発を中心的に担っているDashコアグループには、フルタイムのスタッフが34名、パートタイムのスタッフが7名所属している。
  • ラージブロックでのオンチェーンスケーリング計画を持ち、2MBブロックへの拡張に成功している。
  • ハードフォークでもソフトフォークでもないスポークという安全なアップデート方法を採用している。
  • フルノードであるマスターノードがボランティアでなく報酬(2019年10月20日現在、8.99日ごとに1.55 DASH)を得て稼働しているため高品質のVPSハードウェアを使用する余裕があり、分散型を保ったままラージブロックでのオンチェーンスケーリングに対応できる。
  • 報酬を得られるマスターノードの運営には1,000 DASHという大口の所有の証明が必要であり、価格変動性が低くなるように設計されている。
  • 採掘難易度調整が速く(1ブロックごと)、ブロック生成時間が安定している。
  • ブロック報酬が半減期なしで約1年(210,240ブロック)ごとに14分の1(約7.14%)ずつ減る。
  • 電力消費規制、CO2排出規制、マイニング報酬の減少などによりハッシュレートが低下した場合でも極めて高い攻撃耐性を持つためネットワークの堅牢性が揺らがない。
  • ビットコインをベースにしたコインなのでビットコインとの互換性が高く、ビットコインを採用しているサービスへの統合が容易。
  • 創始者がプロジェクトに残留している。
  • Evolutionという名のユーザーフレンドリーでUI・UXを重視したプラットフォームを開発中。

など